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2018年 11月 11日 年内に過去問一周!

 

こんにちは!

電気通信大学に通う一年生担任助手の石関です。

 

 
 
 

昨日の季節外れの温かさに驚いているところではありますが、

気温の変化が影響して疲れが出やすく、風邪をひかないように手洗い、うがいを徹底していきましょう!

 

さて、受験生の皆さん、過去問の進捗はどうでしょうか。

年内に過去問十年分を一周

というのが合格に大幅に近づくカギとして東進生の目標となっています。

今年も残すところ約50日となり、

この目標がどれくらいの距離にあるのかが人によって見えてきているのではないでしょうか。

 

 

 

そこで、今回は過去問を解くペースとその進め方について、話ができればと思います。

 

今朝校舎で勉強を頑張っている受験生から、

①今どれくらいの点が取れればいいのかがわからない

②どれくらい復習に時間をかけていいのかわからない

併願校の対策の進め方がわからない

という声を聞きました。それぞれについて石関なりのアドバイスを紹介します。

 

どれくらいの点が取れればいいのかがわからない

これはそこまで重視するところではないと思います!

というのも、過去問をとく一番のメリットが、

「各大学に特有な出題形式に慣れ、解く作戦をたてること」にあるからです!

今どれくらいとれているか、というのはインプット練習に依り、アウトプット練習である過去問とは少し磨くべきところは違うところにあります。過去問では解く順番や、答案の作り方などに意識を向ければ得られるものは大きくなるはずです。

もし、過去問でうまくいってない単元・分野が見つかれば、

”単元ジャンル別演習”や、”大問分野別演習”

過去にやった受講の”修了判定テスト””高速基礎マスター”

などで補っていくのがインプット練習として有効かと思います。

 

次に②の、復習の仕方ですが、大きく分けて二つあります。

アウトプット練習としての復習とインプット練習としての練習です。

 

過去問はアウトプットの練習としての要素が大きく、

アウトプットの復習にこそ時間を使ってほしいと思います。

そこで、答案の添削から記述の仕方を反省をし、得点率からかけるべき時間を反省することで

過去問を解くメリットを最大化できます。

これは一回過去問を解いた後のそれほど長くはない時間でできるので、

毎回繰り返して慣れていきましょう!

インプットとしての復習は、受講の復習と同じように次に見たときに解けるようにするようにおこない、

弱点があれば基礎に立ち返ってみるという流れで進めていけばいいのではないでしょうか。

そこで考えてもらいたいのは忘却曲線というものです。

人は一度覚えたものを忘れてしまうのですが、復習のタイミングこそ大事というものです。

これに基づけば一度にすべてを覚えきるよりも、覚えやすい方法が見つかるのではないでしょうか!

 

 

③の併願校の過去問については解き方、復習という面では上と同じですが、解く年数は大きく異なります。

 

志望の度合い、合格可能性によるのですが、第二志望までは年内に1~3年解くのがいいと思います。

1年分解いて苦戦しないようであれば残りはセンター後の時期に解くという流れで大丈夫です。

しかし、あまり振るわないようであればさらに3年ほど進めるというところです。

 

以上の点から、復習をもとに過去問のペース配分を決めていきましょう。

これは学校の勉強や受講、並行するセンター対策の分量などで大きく変わってきます。

そこで、ひとつ、気を付けたいところがあります。

それは、12月の後半からセンター試験の直前対策に移る人が多いということです。

「過去問は冬休みに何とかなる」という考えはここで崩れる可能性があるので注意が必要です。

また、センター直前対策に注力しすぎるがあまり、二次・私大の対策がおろそかになる、

いわゆる「センターぼけ」という落とし穴もあります。

定期的に取り組むことこそが安定のカギです。

試行錯誤しながら自分に最適なペースをみつけ、

ルーティン化しましょう!